by lineage
黄金期英国古典
クリスティ・セイヤーズ・ブランドら、20世紀前半英国の名作群。
138 BOOKS
黄金期英国古典
アクロイド殺し
アガサ・クリスティー
本格ミステリ史を変えた一作。100年経っても読書体験の衝撃が古びない
★ イチオシ#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい#黄金期の薫り
黄金期英国古典
火曜クラブ
アガサ・クリスティー
ミス・マープル初期短編13編。語りを聞くだけで真相に至る、肘掛け椅子探偵の原型。
★ イチオシ#黄金期の薫り#おばあちゃん探偵#通勤30分で1話
黄金期英国古典
検察側の証人
アガサ・クリスティー
表題作は法廷劇短編の古典。クリスティの短編11編で「もう一つの顔」に出会える。
★ イチオシ#黄金期の薫り#通勤30分で1話#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー
雪原で立ち往生する国際急行の一夜。クリスティ自身がお気に入り10作に挙げた代表作。
★ イチオシ#週末をまるごと溶かす#とにかく騙されたい#黄金期の薫り
黄金期英国古典
スタイルズ荘の怪事件
アガサ・クリスティー
クリスティのデビュー長編にしてポアロ初登場作。ミステリの女王の出発点を体験できる一冊。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#シリーズの幕開け
黄金期英国古典
ゴルフ場殺人事件
アガサ・クリスティー
ポアロ第2長編。仏国警察のジロー警部と捜査スタイルがぶつかる、欧州大陸を舞台にした初期作。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
青列車の秘密
アガサ・クリスティー
寝台列車での宝石殺人事件。クリスティが「いつも嫌いな本」と振り返る過渡期のポアロ長編。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
邪悪の家
アガサ・クリスティー
コーンウォール海岸の屋敷を舞台に、若い女主人を狙う「事故」を追うポアロの中期長編。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
エッジウェア卿の死
アガサ・クリスティー
米国人女優が夫との離婚を望むやいなや夫が殺害される、社交界を舞台にしたポアロ長編。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
ビッグ4
アガサ・クリスティー
国際犯罪組織との対決を描く異色のポアロ長編。雑誌連載の短編12編を再編した一冊。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#ページをめくる手が止まらない
黄金期英国古典
三幕の殺人
アガサ・クリスティー
晩餐会で穏やかな牧師が突然の死。三幕に分かれる舞台劇的構成のポアロ中期長編。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
雲をつかむ死
アガサ・クリスティー
パリ発ロンドン行き旅客機の客室で起きる事件。空のクローズドサークル本格。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#館・クローズドサークル
黄金期英国古典
牧師館の殺人
アガサ・クリスティー
ミス・マープル長編デビュー作。セント・メアリ・ミード村を初めて舞台に据えた一冊。
★ イチオシ#黄金期の薫り#おばあちゃん探偵#村社会・閉鎖共同体
黄金期英国古典
メソポタミヤの殺人
アガサ・クリスティー
舞台はイラクの考古学発掘現場。クリスティ自身の中東体験が反映された異色のポアロ長編。
★ イチオシ#黄金期の薫り#館・クローズドサークル#歴史・異国ミステリ
黄金期英国古典
ひらいたトランプ
アガサ・クリスティー
4 人の容疑者、4 人の探偵。心理推理に振り切ったクリスティ中期の異色長編。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#頭をフル回転させたい
黄金期英国古典
もの言えぬ証人
アガサ・クリスティー
老婦人の遅れて届いた手紙からポアロが過去をたぐる、犬テリアが鍵の田園本格。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
ナイルに死す
アガサ・クリスティー
ナイル川の観光蒸気船で起きる事件。エジプト旅行体験を反映した中期長編の代表作。
★ イチオシ#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
ABC殺人事件
アガサ・クリスティー
アルファベット順に進む連続殺人。挑戦状型・見立て連続殺人の本格古典。
★ イチオシ#頭をフル回転させたい#黄金期の薫り#見立て・暗号
黄金期英国古典
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
孤島に集められた 10 人。世界でいちばん売れたミステリの、決して色褪せない不動の古典。
★ イチオシ#館・クローズドサークル#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
試行錯誤
アントニイ・バークリー
自分が殺人犯だと自首しても警察が信じてくれない——倒叙の枠組みを反転させたバークリーの異色長編。
★ イチオシ#多重解決・解き直し#頭をフル回転させたい#誰が犯人かより、なぜ
黄金期英国古典
毒入りチョコレート事件
アントニイ・バークリー
同じ手がかりから六人がそれぞれ違う犯人像を導き出す——多重解決ミステリの古典中の古典。
★ イチオシ#多重解決・解き直し#頭をフル回転させたい#黄金期の薫り
黄金期英国古典
バスカヴィル家の犬
アーサー・コナン・ドイル
ダートムアの荒野と魔犬伝説。ホームズ長編4作の中でも最も読み継がれてきた一冊です。
★ イチオシ#館・クローズドサークル#ホームズの系譜#怪奇と幻想の香り
黄金期英国古典
シャーロック・ホームズの生還
アーサー・コナン・ドイル
「空き家の冒険」でホームズが正式に復活。10年ぶりに再起動した短編集第3集です。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜#通勤30分で1話
黄金期英国古典
緋色の研究
アーサー・コナン・ドイル
ホームズとワトスンが初めて出会う、シリーズの起点となった長編第1作です。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜#シリーズの幕開け
黄金期英国古典
四つの署名
アーサー・コナン・ドイル
英国植民地時代の財宝にまつわる事件を、テムズ川の追跡まで描いたホームズ長編第2作です。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜
黄金期英国古典
シャーロック・ホームズの冒険
アーサー・コナン・ドイル
「ボヘミアの醜聞」「赤毛組合」「まだらの紐」など12編。短編集第1集にして本格短編の規範。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜#通勤30分で1話
黄金期英国古典
シャーロック・ホームズの回想
アーサー・コナン・ドイル
「銀星号事件」「マスグレイヴ家の儀式書」「最後の事件」を収めた、短編集第2集です。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜#通勤30分で1話
黄金期英国古典
シャーロック・ホームズ最後の挨拶
アーサー・コナン・ドイル
「ブルース=パーティントン設計書」「悪魔の足」など8編。第一次大戦前夜まで届く短編集第4集。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜#通勤30分で1話
黄金期英国古典
シャーロック・ホームズの事件簿
アーサー・コナン・ドイル
「ソア橋」「三人ガリデブ」など12編。ドイルが書いたホームズ正典の最終短編集です。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜#通勤30分で1話
黄金期英国古典
恐怖の谷
アーサー・コナン・ドイル
サセックスの屋敷の事件と、モリアーティの影が交差する長編第4作にして最終長編です。
★ イチオシ#クセの強い天才探偵#ホームズの系譜#見立て・暗号
黄金期英国古典
ジェゼベルの死
クリスチアナ・ブランド
クリスチアナ・ブランドのコックリル警部シリーズ長編(原題 Death of...
#黄金期の薫り#頭をフル回転させたい#多重解決・解き直し
黄金期英国古典
ナイン・テイラーズ
ドロシー・L・セイヤーズ
ドロシー・L・セイヤーズのピーター・ウィムジィ卿シリーズ長編(1934年)。大晦日にリンカンシャーの沼沢地で雪に立ち往生したウィムジィ卿は、地元教会の徹夜の鐘鳴りに急遽加わる。数か月後、村の墓地から身元不明の遺体が出てきたところから捜...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体#文芸の香り
黄金期英国古典
ブラウン神父の童心(新版)
G・K・チェスタトン
G・K・チェスタトンのブラウン神父シリーズ第1短編集(原題 The Innocence of Father...
#通勤30分で1話#怪奇と幻想の香り
黄金期英国古典
トレント最後の事件(新版)
E・C・ベントリー
E・C・ベントリーの長編(1913年)にして、フィリップ・トレントシリーズ第1作。画家であり、求めに応じて新聞のために事件を取材するトレントが、富豪アメリカ人実業家シグズビー・マンダーソンの不審死を調査し、三段階の解答に辿り着く多重解...
#物語の前提が崩れる#多重解決・解き直し
黄金期英国古典
時の娘
ジョセフィン・テイ
ジョセフィン・テイのグラント警部シリーズ第5作(1951年)。入院で動けないグラント警部がリチャード3世の肖像画に惹かれ、文献だけを武器に「塔の王子殺し」の真相を再捜査する。安楽椅子探偵×歴史ミステリ×前提崩しの三要素を完全に融合した...
#多重解決・解き直し#頭をフル回転させたい#安楽椅子探偵
黄金期英国古典
死との約束
アガサ・クリスティー
ペトラの赤い岩肌と死海の塩。中東を舞台にしたポアロ長編のなかでも、本作はとりわけ「被害者を描き切ること」に紙幅を費やした逸品。ボイントン夫人という存在が放つ重圧、それを浴び続けた家族の歪み。動機の側から事件を立ち上げる手つきは、後年の...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
ポアロのクリスマス
アガサ・クリスティー
クリスティー中期の代表作のひとつ。義兄からの「もっと血の気の多い殺人を」という注文に応えて書かれたとされ、暴君的な老富豪サイメオン・リーが招集した一族集結のクリスマスを舞台に、内側から施錠された部屋での流血の惨劇を描く。黄金期英国カン...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい#不可能犯罪・密室
黄金期英国古典
杉の柩
アガサ・クリスティー
「私はメアリィ・ジェラードを殺していません」——被告人席に立つエリノア・カーライルの独白から幕を開ける、クリスティーがポアロもので初めて法廷劇の構造を本格導入した記念碑的長編。タイトルはシェイクスピア『十二夜』の歌から。1940年刊、...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
愛国殺人
アガサ・クリスティー
ポアロが通いつけの歯科医モーリィ。診察を終えてベルグレイヴ広場の診療所を後にしたほんの数時間後、その当のモーリィが拳銃自殺の姿で発見される——歯科医という、誰もが平等に怯える日常的舞台に潜む違和感を、マザーグース「いち、にい、わたしの...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい#見立て・暗号
黄金期英国古典
白昼の悪魔
アガサ・クリスティー
英国デヴォン州沖、潮の引いた砂州で本土とつながる小さなスマグラーズ島。リゾートホテル〈ジョリー・ロジャー〉に避暑へやってきたポアロは、客のひとり元女優アリーナ・マーシャルの周囲に漂う不穏な空気を感じ取る。ある朝、入江の砂浜で絞殺死体と...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
五匹の子豚
アガサ・クリスティー
16年前、母キャロライン・クレイルは画家である父エイミアスの毒殺で有罪判決を受け獄中で病死した——しかし母は娘カーラに「私はやっていない」と書き残していた。事件はとうに終わり、現場も証拠も失われている。残るのは当時居合わせた5人の記憶...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
満潮に乗って
アガサ・クリスティー
戦後英国の村ウォームズリー・ヴェイル。一族を支えていた大富豪ゴードン・クロードがロンドン空襲で急死し、財産は再婚相手の若い未亡人ロザリーンに渡る。庇護を失ったクロード家の人々が宙吊りになっているところへ、村の宿〈スタッグ〉に「イーノッ...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
マギンティ夫人は死んだ
アガサ・クリスティー
タブロイド紙の古い写真記事という小さな取っ掛かりから、村に潜む「過去を消した誰か」へと迫る、後期クリスティーの代表的な村ミステリ。1952年刊、ポアロ後期作。下宿屋の家政婦マギンティ夫人が殺害され、間借人ジェイムズ・ベントリイの死刑が...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
葬儀を終えて
アガサ・クリスティー
大富豪リチャード・アバネシーがエンダビー・ホールで世を去り、葬儀の後に親族が遺言の読み上げに集う。誰もが「自然死」と疑わなかった空気を、末の妹コーラのつぶやきが引き裂く――「だって、あの人、殺されたんでしょう?」。翌日、彼女は寝室で惨...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
ヒッコリー・ロードの殺人
アガサ・クリスティー
ロンドンのヒッコリー・ロードに建つ国際色豊かな学生宿舎。ポアロの秘書ミス・レモンが珍しく心配ごとを抱える――その姉ハバード夫人が寮母を務める下宿で、聴診器・古ズボン・電球・ホウ酸の粉、そしてスープ皿に沈んだダイヤの指輪まで、脈絡のない...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
死者のあやまち
アガサ・クリスティー
推理作家アリアドニ・オリヴァーが筋書きを書いた「殺人事件ハント」――参加者が手がかりをたどって被害者役を探す野外祭の遊び――が、デヴォン州のナス・ハウスで本番を迎える。当日、被害者役を演じていた少女マーリンが本当に絞殺された姿で発見さ...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
鳩のなかの猫
アガサ・クリスティー
クリスティー後期、1959年刊のポアロもの。舞台は英国の名門女子寄宿学校メドウバンク校。新学期、生徒・教師・親たちが集う華やかな学園に、なぜか中東の小国ラマットで起きた革命と、消えた王家の宝石の影がじわじわと忍び寄る――やがて深夜のス...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
複数の時計
アガサ・クリスティー
速記タイピストのシーラ・ウェッブは、ミス・ペブマーシュからの指名依頼を受けてウィルブラハム・クレセント19番地へ向かう。盲目の女主人が留守の応接間で待っていたのは、見知らぬ紳士の死体と、4時13分で時を止めた数個の置時計だった。語り手...
#とにかく騙されたい#クセの強い天才探偵#安楽椅子探偵
黄金期英国古典
第三の女
アガサ・クリスティー
ある朝、若い女性がポアロのもとを訪ねてきます。「わたし、人を殺したかもしれないんです」――そう言い残し、彼女は「あなたは年を取りすぎている」とつぶやいて去ってしまう。残されたポアロは、自尊心を傷つけられながらも、その曖昧な告白の正体を...
#とにかく騙されたい#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
ハロウィーン・パーティ
アガサ・クリスティー
「私、いつか殺人を見たことがあるの」――ハロウィーン・パーティの飾り付けの最中、13歳の少女ジョイス・レイノルズがそう口走った数時間後、彼女はリンゴ食い競争用の水桶に顔を突っ込んだ姿で発見される。子どもの法螺話だったのか、それとも本当...
#とにかく騙されたい#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
象は忘れない
アガサ・クリスティー
12年前の心中事件、その真相は夫婦のどちらが引金を引いたのか――推理作家オリヴァ夫人がバートン=コックス夫人から不躾な依頼を受け、ポアロとともに「象のように記憶のいい人々」を訪ね歩き、過去の断片を縫い合わせていく晩年クリスティの回想ミ...
#とにかく騙されたい#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
カーテン
アガサ・クリスティー
舞台は『スタイルズ荘の怪事件』と同じスタイルズ・コート。語り手はヘイスティングス。原点に戻ったポアロは、過去に起きた五件の事件すべてに関わっていた人物「X」がいまこの屋敷に滞在していると告げる――。クリスティーが1940年代に書き上げ...
#とにかく騙されたい#クセの強い天才探偵#不穏な余韻
黄金期英国古典
書斎の死体
アガサ・クリスティー
朝、Bantry大佐邸ゴシントン・ホールの書斎で、見知らぬ若い金髪の女が銀のスパンコール・ドレスのまま、暖炉前のラグに倒れている――この一行のためだけに書かれたような長編。クリスティ自身が「序文」で、書斎の死体は探偵小説のクリシェだと...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体
黄金期英国古典
動く指
アガサ・クリスティー
飛行機事故の療養のためデヴォンの小村リムストックへ越してきた元パイロットのジェリー・バートンと妹ジョアンナのもとに、「お前たちは兄妹ではなく愛人同士だろう」と告げる匿名の手紙が届く。やがて同じような毒のある手紙(poison-pen...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体
黄金期英国古典
予告殺人
アガサ・クリスティー
クリスティ生涯50作目の記念碑として送り出された、マープル物の最高峰と名高い一作。舞台は戦後英国の架空の村チッピング・クレグホーン。地方紙の個人広告欄に「殺人をお知らせ申しあげます。十月二十九日金曜日、午後六時三十分より、リトル・パド...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体
黄金期英国古典
魔術の殺人
アガサ・クリスティー
少女時代の旧友からの「妹のキャリイ・ルイーズが心配なの」という懇願を受け、マープルが訪れる先は、ヴィクトリア朝の古びた大邸宅ストーンゲイツ。隣接する非行少年更生施設、社会事業に身を捧げる三番目の夫ルイス・セロコールド、屋敷に同居する複...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体
黄金期英国古典
ポケットにライ麦を
アガサ・クリスティー
ロンドンの実業家レックス・フォーテスキューが、朝の紅茶を飲んだ直後に役員室で苦悶死。検死で判明する毒物はイチイから採れるアルカロイド「タキシン」、被害者の上着のポケットからは何故か一掴みのライ麦が。屋敷の名はユーツリー・ロッジ(イチイ...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体#見立て・暗号
黄金期英国古典
パディントン発4時50分
アガサ・クリスティー
ミス・マープルの旧友マギリカディ夫人が、パディントン発4時50分の列車に揺られていた時のこと。並走しはじめた別の列車の車室で、ひとりの男が女の首を絞めている――その瞬間を、ガラス越しに目撃してしまう。しかし通報した警察は、死体も被害届...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体
黄金期英国古典
鏡は横にひび割れて
アガサ・クリスティー
セント・メアリ・ミードに越してきたハリウッドの大女優マリーナ・グレッグ。歓迎パーティで、地元の婦人ヘザー・バドコックがカクテルを飲んだ直後に急死――誰が見ても標的はマリーナだったはずなのに。タイトルはテニスン詩「シャロットの女」の一節...
#村社会・閉鎖共同体#おばあちゃん探偵
黄金期英国古典
カリブ海の秘密
アガサ・クリスティー
カリブ海セント・オノレ島のリゾート、ゴールデン・パーム・ホテル。甥のレイモンドの好意で病後の療養に訪れたミス・マープルが、椰子の葉ずれと潮騒に身を預けるところから物語は始まる。退役軍人パルグレイヴ少佐がマープル相手に長広舌をふるい「殺...
#村社会・閉鎖共同体#おばあちゃん探偵#歴史・異国ミステリ
黄金期英国古典
バートラム・ホテルにて
アガサ・クリスティー
ロンドンの一角、エドワード朝の佇まいをそのまま閉じ込めたかのような老舗ホテル「バートラム」。重厚な木の調度、暖炉の前で供される完璧なマフィン、白髪の紳士と気品ある淑女たち。甥レイモンドからの贈り物で二週間滞在に訪れたミス・マープルは、...
#村社会・閉鎖共同体#おばあちゃん探偵
黄金期英国古典
復讐の女神
アガサ・クリスティー
亡くなった大富豪ジェースン・ラフィール氏の弁護士からマープルに届いた一通の手紙。彼が遺言で老婦人に託したのは「ある事件の調査」——ただし、何の事件かも、どこで起きたのかも明かされない奇妙きわまる依頼。手がかりは、英国の著名な邸宅と庭園...
#村社会・閉鎖共同体#おばあちゃん探偵
黄金期英国古典
スリーピング・マーダー
アガサ・クリスティー
ニュージーランドから英国に渡ってきた若妻グウェンダ・リードが、海辺の町で出会ったヴィクトリア朝の家。階段の数、壁紙の柄、庭の小道――初めて訪れたはずのその家の隅々を、なぜか彼女はあらかじめ知っていた。やがてロンドンの劇場で観た芝居のと...
#村社会・閉鎖共同体#おばあちゃん探偵#不穏な余韻
黄金期英国古典
殺人は広告する
ドロシー・L・セイヤーズ
ピーター・ウィムジィ卿シリーズ中期の代表作で、1933年刊行の長編。ロンドンの広告代理店ピム社で若手コピーライターが螺旋階段から墜落死する事件を発端に、ウィムジィ卿が「デス・ブリードン」の変名で社内に潜入する。著者セイヤーズ自身が19...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#軽妙・ユーモア
黄金期英国古典
誰の死体?
ドロシー・L・セイヤーズ
ピーター・ウィムジィ卿シリーズ記念すべき第1作。建築家宅の浴室で発見された、金縁パンスニコ眼鏡だけを着けた裸の男の死体——その身元の謎を、犯罪捜査を趣味とする貴族探偵が追う。同時期に金融家サー・リーヴィがパジャマ姿で失踪しており、二つ...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#シリーズの幕開け
黄金期英国古典
招かれざる客たちのビュッフェ
クリスチアナ・ブランド
ブランドの短編傑作集。多重解決と前提崩しの趣向を短編サイズで凝縮した、英国黄金期女流の至芸。コックリル警部ものを冒頭に置き、ノン・シリーズ短編まで全16編を5部構成のメニュー仕立てで収める。原書1983年・米国 Southern...
#通勤30分で1話#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
ブラウン神父の知恵
G・K・チェスタトン
ブラウン神父シリーズ第2集。チェスタトン一流の逆説と、司祭ならではの人間観察が結びついた12編を収録。事件そのものより「世界の見え方を一回転させる」解決の妙が光ります。中村保男訳、創元推理文庫。
#通勤30分で1話#怪奇と幻想の香り
黄金期英国古典
ブラウン神父の秘密
G・K・チェスタトン
シリーズ第4短編集にして、ブラウン神父が初めて自らの「秘密」を口にする巻。観察と物証の積み上げではなく、犯人の魂の内側に身を置いて世界を眺め直すという共感的推理法が、表題作と末尾「フランボウの秘密」で枠物語として明確に提示されます。個...
#黄金期の薫り#通勤30分で1話#怪奇と幻想の香り
黄金期英国古典
赤い館の秘密
A・A・ミルン
カントリーハウスの主人マーク・アブレットの邸宅「赤い館」に、15年ぶりに兄ロバートがオーストラリアから帰還する。その直後に響く銃声、施錠された書斎で発見されるロバートの死体、そして姿を消した主人マーク。たまたま友人ビル・ベヴァリーを訪...
#黄金期の薫り#館・クローズドサークル
黄金期英国古典
陸橋殺人事件
ロナルド・A・ノックス
ゴルフ場の陸橋下に転がる、顔の潰れた一個の死体。警察が早々に幕引きを図るのを尻目に、たまたま現場に居合わせた4人の住人――元軍情報部、退役大学人、田舎の聖職者、休暇中のゴルファー――が、それぞれの偏った教養と思い込みを動員して仮説を立...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい#多重解決・解き直し
黄金期英国古典
三人の名探偵のための事件
レオ・ブルース
週末のカントリーハウスで起きた密室殺人に、ウィムジイ卿・ポアロ・ブラウン神父をそれぞれ思わせる三人の名探偵が乗り込み、めいめいの方法論で華麗な解決を披露する——という、本格ミステリ史上屈指の趣向作です。1936年刊、レオ・ブルースのデ...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい#多重解決・解き直し
黄金期英国古典
赤毛のレドメイン家
イーデン・フィルポッツ
休暇でダートムアを訪れたスコットランドヤードの敏腕警部マーク・ブレンドンは、釣りの最中に赤毛の美女ジェニー・ペンディーンと出会う。しかし数日後、彼女の夫マイケルが義叔父ロバート・レドメインとの作業中に姿を消し、現場には大量の血痕とバイ...
#黄金期の薫り#心理サスペンス
黄金期英国古典
シタフォードの謎
アガサ・クリスティー
雪に閉ざされたダートムア湿原のシタフォード荘で行われた冬の降霊会で、霊は告げる——「6マイル離れたエクスハンプトンに住むトリヴェリアン大佐が、いま殺された」。半信半疑のまま大佐の旧友バーナビー少佐が猛吹雪の中を確認に向かうと、書斎で撲...
#黄金期の薫り#館・クローズドサークル
黄金期英国古典
毒を食らわば
ドロシー・L・セイヤーズ
ドロシー・L・セイヤーズが1930年に発表した、ピーター・ウィムジイ卿シリーズ第5作。小説家ハリエット・ヴェインが、かつての恋人を毒殺した容疑で法廷に立つ場面から幕を開けます。ウィムジイ卿は彼女の無実を確信し、真相究明に乗り出します。...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
雲なす証言
ドロシー・L・セイヤーズ
ドロシー・L・セイヤーズが1926年に発表した、ピーター・ウィムジイ卿シリーズ第2作。ヨークシャーの狩猟小屋で、卿の妹の婚約者が射殺体で見つかります。容疑をかけられたのは、卿の兄であるデンヴァー公爵。身内の危機に貴族の素人探偵が立ち向...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
不自然な死
ドロシー・L・セイヤーズ
ドロシー・L・セイヤーズが1927年に発表した、ピーター・ウィムジイ卿シリーズ第3作。病で世を去った老婦人の死に、犯罪の証拠は何ひとつありません。それでも違和感を覚えたウィムジイ卿は調査を始めます。協力者クリンプスン嬢が登場する、黄金...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
死体をどうぞ
ドロシー・L・セイヤーズ
ドロシー・L・セイヤーズが1932年に発表した、ピーター・ウィムジイ卿シリーズ第7作。徒歩旅行中の小説家ハリエット・ヴェインが、海辺の岩場で喉を切られた男の死体を発見します。ハリエット再登場の一冊であり、彼女とウィムジイ卿が協力して謎...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
五匹の赤い鰊
ドロシー・L・セイヤーズ
ドロシー・L・セイヤーズが1931年に発表した、ピーター・ウィムジイ卿シリーズ第6作。画家や釣り人が集うスコットランド・ギャロウェイを舞台に、一人の風景画家が川辺で死体となって見つかります。容疑は周囲の画家たちへ。地名や時刻表まで実在...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#頭をフル回転させたい
黄金期英国古典
ブラウン神父の不信
G・K・チェスタトン
カトリック司祭ブラウン神父が、人間の起こした「奇跡」のからくりを見抜く連作短編集。1926年刊、シリーズ第三作にあたります。『童心』『知恵』に続く一冊で、「犬のお告げ」「ムーン・クレサントの奇跡」など評価の高い作品を収録。神父が信仰心...
#黄金期の薫り#通勤30分で1話#怪奇と幻想の香り
黄金期英国古典
ブラウン神父の醜聞
G・K・チェスタトン
カトリック司祭ブラウン神父が活躍する連作短編集の第五作にして、シリーズ最終巻。1935年に刊行され、チェスタトンは翌年に世を去りました。表題作のほか「速いやつ」「ヴァンパイア・オヴ・ザ・ヴィレッジ」など複数編を収録。逆説の名手が円熟の...
#黄金期の薫り#通勤30分で1話#怪奇と幻想の香り
黄金期英国古典
第二の銃声
アントニイ・バークリー
余興で催された推理劇のさなか、被害者役を演じた男が二発の銃声ののち本物の死体となって見つかります。嫌疑をかけられた語り手ピンカートンが素人探偵ロジャー・シェリンガムに助けを求める、黄金期英国を代表する一作。バークリーが「謎は人物の謎に...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい#多重解決・解き直し
黄金期英国古典
ジャンピング・ジェニイ
アントニイ・バークリー
「有名な殺人者とその犠牲者」を題にした悪趣味な仮装パーティ。屋上には余興の絞首台と藁人形が据えられています。招待客のなかの嫌われ者に目を留めたロジャー・シェリンガムの予感どおり、宴が終わる頃、絞首台には本物の死体が吊られていました。名...
#黄金期の薫り#軽妙・ユーモア#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
レイトン・コートの謎
アントニイ・バークリー
田舎屋敷レイトン・コートの書斎で、額を撃たれた主人が死体で見つかります。現場は施錠され遺書も残り、警察は自殺に傾きますが、作家ロジャー・シェリンガムは死体の奇妙な点に注目し、友人アレックを助手に調査へ。バークリーが匿名で世に問ったデビ...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵#シリーズの幕開け
黄金期英国古典
殺意
フランシス・アイルズ
英国の片田舎で開業する医師ビックリイは、高圧的な妻ジュリアとの愛のない結婚に倦んでいます。物語はこの平凡な男の内面に分け入り、彼が抱く思いと身辺の人間関係を淡々と描き出します。著者フランシス・アイルズはアントニイ・バークリーの別名義で...
#黄金期の薫り#倒叙・犯人の視点#心理サスペンス
黄金期英国古典
ゼロ時間へ
アガサ・クリスティー
海辺の館ガルズ・ポイントに、テニス選手ネヴィル・ストレンジが現妻と前妻をともに連れて訪れる――その不穏な滞在から物語は動き出します。犯罪が物語の中盤に起こる逆算的な構成が特徴で、クリスティーが手がけたスコットランド・ヤードのバトル警視...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい#心理サスペンス
黄金期英国古典
ねじれた家
アガサ・クリスティー
大富豪アリスタイド・レオニデスが毒殺され、一つ屋根の下に暮らす一族の全員が容疑者となります。語り手は、孫娘ソフィアと婚約した青年チャールズ・ヘイワード。シリーズ探偵を置かない単発作で、クリスティー自身が『無実はさいなむ』とともに自作の...
#黄金期の薫り#館・クローズドサークル#とにかく騙されたい
黄金期英国古典
殺人は容易だ
アガサ・クリスティー
ロンドン行きの列車で、ルーク・フィッツウィリアムは老婦人ピンカートンから『村で連続殺人が起きている』と打ち明けられます。やがてその彼女自身の訃報を知ったルークは、ウィッチウッド・アンダー・アッシュ村へと向かいます。ポアロもマープルも登...
#黄金期の薫り#村社会・閉鎖共同体
黄金期英国古典
忘られぬ死
アガサ・クリスティー
一年前、レストラン〈ルクセンブルク〉の晩餐の席で、ローズマリー・バートンがシャンパンを飲んで急死しました。自殺と判断されたその死をめぐり、夫ジョージのもとへ『妻は殺された』とほのめかす匿名の手紙が届きます。クリスティー作品でおなじみの...
#黄金期の薫り#心理サスペンス
黄金期英国古典
死が最後にやってくる
アガサ・クリスティー
舞台は古代エジプト、テーベ。神官の家に暮らす娘レニセンブを中心に、一族のあいだで不審な死が相次ぎます。クリスティーの全作品のなかで唯一20世紀を舞台にせず、ヨーロッパ人が一人も登場しない異色作。歴史小説とフーダニットを長編で結びつけた...
#黄金期の薫り#歴史・異国ミステリ
黄金期英国古典
なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか
アガサ・クリスティー
牧師の息子ボビー・ジョーンズは、ゴルフ場の崖下で瀕死の男を見つけます。男が遺したのは『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか』という不可解な一言。ボビーは旧友のフランキー(フランシス・デヴェント令嬢)とともに、その言葉の意味を追っていきま...
#黄金期の薫り#軽妙・ユーモア#凸凹コンビ・相棒
黄金期英国古典
蒼ざめた馬
アガサ・クリスティー
霧の夜、ロンドンで神父が撲殺されます。歴史学者マーク・イースターブルックは調査を進めるうち、田舎に建つ古い宿屋〈蒼ざめた馬〉に行き着きます。そこは三人の女が暮らす家で、暗示の力で人を死に至らしめられると噂されていました。作家探偵アリア...
#怪奇と幻想の香り#不穏な余韻
黄金期英国古典
樽
F・W・クロフツ
埠頭での荷揚げ中に破損した、パリ発の異様に重い樽。こぼれた木屑に金貨が交じり、やがて中から思いがけないものが現れる。鉄道技師だったクロフツが療養中に書き上げた処女作で、英仏の捜査官が動機とアリバイを一つずつ検証していく堅実な手法が、後...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
クロイドン発12時30分
F・W・クロフツ
クロイドン発の旅客機の機内で、老人が突然命を落とす。物語は早い段階で犯人側の視点に切り替わり、犯行の準備から露見の危機までを内側から描いていく。クロフツ初の倒叙ミステリで、フレンチ警部は背後に控えつつ終盤に真相を語る。『殺意』『伯母殺...
#黄金期の薫り#倒叙・犯人の視点#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
スターヴェルの悲劇
F・W・クロフツ
ヨークシャーの荒野に立つ陰気な屋敷スターヴェルが一夜にして焼け落ち、当主と召使夫婦の三人が焼死する。事故として処理されかけた事件だが、ある微かな違和感をきっかけにスコットランドヤードのフレンチ警部が乗り出す。クロフツ中期を代表するフレ...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
ポンスン事件
F・W・クロフツ
夕食後に姿を消した資産家サー・ウィリアム・ポンスンが、翌日近くの河で遺体となって発見される。事故と思われた死には次第に疑問が生じ、スコットランドヤードのタナー警部が容疑者たちのアリバイに挑む。本作はクロフツの第二長編で、フレンチ警部登...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
ホッグズ・バックの怪事件
F・W・クロフツ
引退した医師ジェームズ・アールが、自宅の居間から数分のうちに忽然と姿を消す。やがて彼の周辺から次々と失踪者が出始め、捜査に乗り出したフレンチ警部は連続失踪の謎に挑む。シリーズ第十作で、終章でフレンチが手がかりを頁番号付きで列挙して推理...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
フレンチ警部最大の事件
F・W・クロフツ
ロンドンの宝石商で老支配人が殺害され、金庫からダイヤと紙幣が消える。深夜に呼び出されたフレンチ警部は、わずかな手がかりからオランダ、フランス、スペインへと欧州を駆け巡る。本作は名探偵ジョゼフ・フレンチ警部の記念すべき初登場作で、鉄道・...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
二つの密室
F・W・クロフツ
英国の田舎屋敷フレイル荘に家政婦として雇われたアン・デイの目を通して、屋敷を包む不穏な空気が描かれる。やがて事件が起き、ロンドンからフレンチ警部が呼ばれる。本作はアリバイ崩しで知られるクロフツが密室に挑んだ一作で、フレンチが二つの不可...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう#不可能犯罪・密室
黄金期英国古典
鐘楼の蝙蝠
E・C・R・ロラック
知人の失踪に不審を抱いた人々が足取りを追ううち、塔のある古い建物で首のない死体が見つかる。ロンドン警視庁のマクドナルド首席警部が捜査にあたる。著者E・C・R・ロラックは1930〜50年代に多作した英国の女性作家で、本作はマクドナルドも...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
悪魔と警視庁
E・C・R・ロラック
霧深い晩秋のロンドン。マクドナルド首席警部が手がかりをたどると、悪魔の扮装をした死体が見つかり、捜査が動き出す。著者E・C・R・ロラックは1930〜50年代に活躍した英国の女性作家で、本作もスコットランドヤードのマクドナルド首席警部を...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
伯母殺人事件
リチャード・ハル
ウェールズの片田舎で口やかましい伯母と暮らす青年は、財布の紐を握る伯母を疎ましく思い、自由と財産を手にするべく殺害計画をめぐらせ始める。語り手である甥の視点から犯行の企てが描かれる倒叙形式の一編。著者リチャード・ハルのデビュー作で、ア...
#黄金期の薫り#倒叙・犯人の視点
黄金期英国古典
野獣死すべし
ニコラス・ブレイク
探偵作家フェリックス・レインは、一人息子を轢き逃げで失う。犯人の行方は知れず、彼は見えざる相手への復讐を誓い、その計画を日記に綴り始める。前半は犯人を追う父の手記、後半は趣を変えて謎解きへと転じる構成が知られる。著者ニコラス・ブレイク...
#黄金期の薫り#倒叙・犯人の視点
黄金期英国古典
ある詩人への挽歌
マイケル・イネス
クリスマスの朝、スコットランドのエルカニー城主ラナルド・ガスリーの墜落死が報じられる。自殺か他殺かも判然とせず、事情を知るはずの姪は恋人と駆け落ちして行方知れず。村の靴直しや雪で城に足止めされた青年、捜査にあたるアプルビイ警部ら複数の...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
愛は血を流して横たわる
エドマンド・クリスピン
終業式を間近に控えたカスタヴェンフォード校で、実験室からの盗難、女子生徒の失踪、そして教師が犠牲となる殺人が立て続けに起こる。来賓として訪れていたフェン教授は校長に乞われて謎に挑むが、翌日には村はずれの田舎家で新たな殺人が——。著者エ...
#黄金期の薫り#軽妙・ユーモア#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
窓辺の老人 キャンピオン氏の事件簿1
マージェリー・アリンガム
アガサ・クリスティーらと並び英国四大女流作家と称されるアリンガムが生んだ名探偵、アルバート・キャンピオン氏が活躍する短編集。袋小路の不可解な事件を扱う「ボーダーライン事件」や、社交クラブの窓辺に二十年すわり続けた老人をめぐる表題作など...
#黄金期の薫り#通勤30分で1話
黄金期英国古典
クリスマスの朝に キャンピオン氏の事件簿3
マージェリー・アリンガム
名探偵アルバート・キャンピオン氏ものの短編・中編を集めた「キャンピオン氏の事件簿」第三巻。イングランド東部の寒村を舞台に、キャンピオン自身の一人称で語られる中編と、その十年後の同じ村を描く表題作などを収める。アガサ・クリスティーが著者...
#通勤30分で1話#コージー・ほっこり
黄金期英国古典
オシリスの眼
R・オースティン・フリーマン
推理小説に本格的な科学捜査を持ち込んだフリーマンが生んだ、法医学者にして弁護士の探偵ソーンダイク博士。本作は失踪したエジプト学者をめぐる相続問題と、各地で発見される人骨という謎を、博士が緻密な論証で解きほぐしていく長編の代表作。一九一...
#専門知識で解く#探偵小説の源流
黄金期英国古典
ソーンダイク博士の事件簿
R・オースティン・フリーマン
法医学者にして弁護士の探偵ソーンダイク博士が、科学捜査で事件を解きほぐす傑作短編集。犯行を先に見せたうえで探偵がそれを暴く「倒叙」形式を世に広めたフリーマンの代表的な仕事で、その嚆矢とされる「歌う白骨」をはじめ「計画殺人事件」「アルミ...
#倒叙・犯人の視点#専門知識で解く
黄金期英国古典
ビーフ巡査部長のための事件
レオ・ブルース
元巡査から私立探偵に転じたビーフが活躍するシリーズの一編。ケントの森で頭を撃たれた死体が見つかり、地元警察が自殺として処理しようとするのを案じた被害者の妹がビーフに再調査を依頼する。本格ミステリのフェアプレイ精神を踏まえつつ、レオ・ブ...
#黄金期の薫り#頭をフル回転させたい
黄金期英国古典
レオ・ブルース短編全集
レオ・ブルース
本格ミステリの巨匠レオ・ブルースが遺した全短編を集成した一冊。私立探偵ビーフ巡査部長ものとグリーブ巡査部長ものを中心に、図書館で発掘された未刊のタイプ原稿から訳された世界初紹介作を含む全四十編を収める。「ビーフのクリスマス」など趣向を...
#通勤30分で1話#軽妙・ユーモア
黄金期英国古典
フランチャイズ事件
ジョセフィン・テイ
十五歳の少女が、二人の女性に誘拐・監禁され虐待されたと訴える。身に覚えのない屋敷の母娘は地元の弁護士ロバート・ブレアに依頼し、無実を立てようとする。状況証拠が不利に積み上がるなか、ブレアが依頼人の潔白を信じて調べを進めていく。十八世紀...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう#英国情緒
黄金期英国古典
鑢
フィリップ・マクドナルド
名探偵アントニイ・ゲスリンが初めて登場するフィリップ・マクドナルドのデビュー長編。元大臣が書斎で殺害され、凶器の鑢には容疑者の指紋が残されていた。新聞社の依頼で調査に乗り出したゲスリンは、警察が決め手とみるその指紋と向き合いながら、事...
#黄金期の薫り#頭をフル回転させたい
黄金期英国古典
ヘラクレスの冒険
アガサ・クリスティー
私立探偵の引退を決めたエルキュール・ポアロが、自らの名の由来であるギリシア神話の英雄ヘラクレスの十二の功業になぞらえ、最後に手がける事件を選ぶという趣向の連作短編集。「ネメアのライオン」から「ケルベロスの捕獲」まで、神話の各功業に対応...
#通勤30分で1話#黄金期の薫り
黄金期英国古典
謎のクィン氏
アガサ・クリスティー
社交界に通じた老紳士サタスウェイトが、絶妙のときに現れては霧のように消えていく謎めいた男ハーリ・クィンと出会い、彼との対話を通じて数々の謎を解き明かしていく連作短編集。クィンの名は16世紀イタリアの即興喜劇コメディア・デラルテの道化ハ...
#通勤30分で1話#怪奇と幻想の香り
黄金期英国古典
パーカー・パイン登場
アガサ・クリスティー
官庁で長年統計の仕事に携わったのち退職したパーカー・パインが、「あなたは幸せですか。もしそうでないなら、パーカー・パイン氏にご相談ください」という新聞広告を掲げ、人々の不幸や悩みを引き受けていく連作短編集。前半は英国での相談事、後半は...
#通勤30分で1話#軽妙・ユーモア
黄金期英国古典
死人の鏡
アガサ・クリスティー
エルキュール・ポアロが登場する中編四作を収めた作品集。表題作「厩舎街の殺人」をはじめ、「謎の盗難事件」「死人の鏡」「砂にかかれた三角形」を収録する。1930年代後半、クリスティーが充実期を迎えていた頃に書かれた長めの物語ばかりで、いず...
#通勤30分で1話#黄金期の薫り
黄金期英国古典
終りなき夜に生れつく
アガサ・クリスティー
定職を持たず気ままに暮らす青年マイクは、「ジプシーが丘」と呼ばれる土地に心を奪われ、いつかそこに理想の家を建てることを夢見ている。やがて彼はその丘で富豪の令嬢エリーと出会う。表題はウィリアム・ブレイクの詩「無垢の予兆」の一節から採られ...
#不穏な余韻#心理サスペンス
黄金期英国古典
NかMか
アガサ・クリスティー
第二次世界大戦下の英国。情報部から、暗号名「N」と「M」で呼ばれるナチスの大物スパイを海辺の下宿宿サンスーシの滞在客のなかから見つけ出せという密命を受けたトミーは、妻タペンスには内緒で任地へ向かう。だが一筋縄ではいかないタペンスも独自...
#凸凹コンビ・相棒#軽妙・ユーモア
黄金期英国古典
親指のうずき
アガサ・クリスティー
老境にさしかかったトミーとタペンス。タペンスは、トミーの叔母エイダが暮らす老人ホーム「サニー・リッジ」を訪ねた折、同宿のランカスター夫人から「あなたのかわいそうなお子さん」「暖炉の裏に」といった謎めいた言葉を投げかけられ、胸騒ぎを覚え...
#凸凹コンビ・相棒#軽妙・ユーモア#不穏な余韻
黄金期英国古典
ピーター卿の事件簿
ドロシー・L・セイヤーズ
クリスティー、アリンガムらと並ぶ英国四大女流作家の一人、ドロシー・L・セイヤーズが生んだ貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿ものの短編選集。左右の臓器が逆転した男の謎「鏡の映像」、完璧なアリバイに挑む「完全アリバイ」など多彩な趣向の七編を収...
#黄金期の薫り#通勤30分で1話
黄金期英国古典
知りすぎた男
G・K・チェスタトン
「ブラウン神父」で知られるG・K・チェスタトンによる連作短編集。上流階級に生まれ政界の内幕を知り尽くした男ホーン・フィッシャーが、記者ハロルド・マーチとともに、高度な政治的判断を要する事件の数々に立ち向かう。逆説と機知に満ちた作風はそ...
#頭をフル回転させたい#怪奇と幻想の香り#黄金期の薫り
黄金期英国古典
ポンド氏の逆説
G・K・チェスタトン
「ブラウン神父」で知られるG・K・チェスタトンの連作短編集。官吏のポンド氏がふと口にする、一見矛盾した奇妙な言葉。その逆説がなぜ成り立つのかを解きほぐしていくうちに、隠れた事件の真相が浮かび上がる。「まず逆説ありき」という趣向で構成さ...
#頭をフル回転させたい#怪奇と幻想の香り#黄金期の薫り
黄金期英国古典
詩人と狂人たち
G・K・チェスタトン
「ブラウン神父」で知られるG・K・チェスタトンの連作短編集。風変わりな詩人にして画家のガブリエル・ゲイルが、常人には見えない狂気や逆説の側から不可解な事件に切り込んでいく。理性ではなく詩人の直観で真相へ至るという独特の趣向を持ち、幻想...
#頭をフル回転させたい#怪奇と幻想の香り#黄金期の薫り
黄金期英国古典
最上階の殺人
アントニイ・バークリー
『毒入りチョコレート事件』などで知られるアントニイ・バークリーの、素人探偵ロジャー・シェリンガムもの。四階建てアパートの最上階で女性の絞殺死体が見つかる。警察は物盗りの犯行と見るが、捜査に同行した小説家シェリンガムは、住人の一人による...
#黄金期の薫り#軽妙・ユーモア
黄金期英国古典
領主館の花嫁たち
クリスチアナ・ブランド
『緑は危険』などで知られる英国黄金期の女流作家クリスチアナ・ブランドの遺作長編。十九世紀イングランド、悲劇の影がつきまとう領主館アバダーに、双子の姉妹の家庭教師として若い女性がやってくる。ゴシック・ロマンスの香りをまとった不穏な物語で...
#不穏な余韻#館・クローズドサークル
黄金期英国古典
幻の屋敷
マージェリー・アリンガム
アガサ・クリスティーらと並び英国四大女流作家に数えられるマージェリー・アリンガムの名探偵、アルバート・キャンピオン氏が活躍する短編集。ロンドンの社交クラブで起きた絞殺事件を扱う表題作「幻の屋敷」をはじめ、趣向の異なる短編を収める。日本...
#黄金期の薫り#通勤30分で1話
黄金期英国古典
判事への花束
マージェリー・アリンガム
アガサ・クリスティーらと並び英国四大女流作家に数えられるマージェリー・アリンガムの、名探偵アルバート・キャンピオンもの長編。老舗出版社を舞台に、社内で起きた不可解な死をめぐってキャンピオンが真相に迫る。出版界の内幕を精緻に描き込み、物...
#黄金期の薫り#英国情緒
黄金期英国古典
ロウソクのために一シリングを
ジョセフィン・テイ
イングランド南部の海岸で、早朝に若い女性の溺死体が見つかる。身元は当代の人気映画女優クリスティン・クレイと判明し、直前まで行動をともにしていた青年ティスダルに嫌疑がかかる。捜査に当たるのはロンドン警視庁のアラン・グラント警部。『時の娘...
#黄金期の薫り#英国情緒#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
ライノクス殺人事件
フィリップ・マクドナルド
投資会社ライノクスを率いる魅力的な実業家F・X・ベネディック。彼を唯一嫌う男マーシュとの積年の確執が、面談を約した夜、一発の銃声とともに動き出す。会社の巨額の投機、絡み合う人間関係を、ゲーム性豊かな筆で描いた黄金期英国の一作。フィリッ...
#黄金期の薫り#とにかく騙されたい#軽妙・ユーモア
黄金期英国古典
Xに対する逮捕状
フィリップ・マクドナルド
ロンドンの喫茶店で、アメリカ人劇作家が隣席の女二人の会話に不穏な犯罪の匂いを嗅ぎつける。だが尾行は失敗し、警察も彼の話を相手にしない。そこへ乗り出すのが名探偵アントニイ・ゲスリンだった。断片的な手がかりから企みの正体に迫るまでを、論理...
#黄金期の薫り#頭をフル回転させたい#心理サスペンス
黄金期英国古典
死の扉
レオ・ブルース
英国の田舎町の小間物屋で、深夜に二重殺人が起きる。嫌われ者だった被害者のせいで容疑者には事欠かない。町のパブリック・スクールで歴史を教える資産家キャロラス・ディーンが、生意気な教え子にけしかけられて事件に乗り出す。作者レオ・ブルースは...
#黄金期の薫り#軽妙・ユーモア#現代によみがえる黄金期
黄金期英国古典
闇からの声
イーデン・フィルポッツ
引退した名刑事リングローズが、旧知の友人が営む古い領主邸ホテルに休暇で滞在する。深夜、彼はどこからともなく子供の悲鳴を聞くが、同宿の老婦人から思いがけない事実を告げられる――その子供は、一年以上も前にこのホテルで亡くなっているのだと。...
#黄金期の薫り#心理サスペンス#英国情緒
黄金期英国古典
曲がり角の死体
E・C・R・ロラック
大雨の夜、急カーブの続くダイクス・コーナーで自動車の衝突事故が起きる。不適切な場所に停まっていた車から男の死体が見つかるが、彼は事故の二時間も前に一酸化炭素中毒で絶命していた。被害者はチェーンストアを各地に広げる強引な実業家で、地元の...
#黄金期の薫り#英国情緒#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
チョールフォント荘の恐怖
F・W・クロフツ
幼い娘を抱えた若い未亡人ジュリアは、事務弁護士リチャード・エルトンと便宜的な結婚を結び、サリー州の館チョールフォントの女主人となる。だがやがて彼女は別の男性に心を寄せ、夫婦の関係は破綻に近づいていく。そんな折、屋敷で殺人が起き、家庭に...
#黄金期の薫り#英国情緒#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
レディに捧げる殺人物語
フランシス・アイルズ
「リナ・アスガースは、八年近くも夫と暮らしてから、やっと自分が殺人者と結婚したことをさとった」――そんな一文で幕を開ける犯罪心理小説。ハンサムな青年ジョニーに惹かれて結婚したリナが、浪費や虚言に彩られた夫の素顔を少しずつ知っていく過程...
#心理サスペンス#英国情緒
黄金期英国古典
英仏海峡の謎
F・W・クロフツ
英仏海峡をフランスへ向かう定期連絡船が、進路を横切って漂流する一隻のヨットを発見する。船内には、倒産した証券会社の社長と副社長の死体が転がっていた。手がかりに乏しいこの謎に、スコットランドヤードのフレンチ警部が乗り出し、英仏の警察と協...
#黄金期の薫り#地道な捜査を味わう
黄金期英国古典
ベローナ・クラブの不愉快な事件
ドロシー・L・セイヤーズ
騒々しい休戦記念日の晩、ピーター卿は戦死した友人を悼む晩餐会に出席するためベローナ・クラブを訪れる。そこで出くわしたのは、クラブの古参会員フェンティマン将軍が椅子に坐ったまま死んでいるという場面だった。故人には縁の切れた資産家の妹がお...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
黄金期英国古典
大忙しの蜜月旅行
ドロシー・L・セイヤーズ
とうとう結婚に至ったピーター・ウィムジイ卿と探偵小説作家のハリエットは、従僕のバンターを伴い、買い取ったばかりの農家〈トールボーイズ〉へ蜜月旅行に向かう。ところが前の所有者が待っているはずの家は真っ暗で、誰もいない。訝りながらも滞在を...
#黄金期の薫り#クセの強い天才探偵
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