by lineage
戦後昭和国内
泡坂・連城・仁木ら、新本格に至るまでの昭和期国内本格。
59 BOOKS
戦後昭和国内
戻り川心中
連城三紀彦
連城三紀彦の短編集。1980年に単行本刊行、表題作で1981年・第34回日本推理作家協会賞短編部門を受賞しました。「藤の香」「桔梗の宿」「桐の柩」「白蓮の寺」「戻り川心中」の5篇を収め、いずれも花を題に冠した「花葬」連作の核をなします...
#通勤30分で1話
戦後昭和国内
11枚のとらんぷ
泡坂妻夫
泡坂妻夫(1933〜2009)の初長編。1976年に幻影城ノベルスから刊行されました。著者は紋章上絵師の家業を継ぎつつ、創作奇術で石田天海賞を受けた異色の経歴を持つ書き手です。奇術ショウの仕掛けから消えた女性が自室で撲殺死体となり、そ...
#通勤30分で1話#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
月光ゲーム
有栖川有栖
有栖川有栖のデビュー長編で、学生アリス(江神二郎)シリーズの第1作。1989年に東京創元社の「鮎川哲也と十三の謎」第4回配本として刊行されました。英都大学推理小説研究会の面々が夏合宿に訪れた矢吹山で火山噴火に遭い、外部と遮断された山中...
#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
大誘拐
天藤真
天藤真の長編(1978年刊、第32回日本推理作家協会賞受賞)。刑務所で知り合った戸並・秋葉・三宅の三人組が、紀州随一の大富豪・柳川とし子刀自の誘拐を企てるところから物語は動き出す。身代金の額は百億円——桁外れの企てを、笑いと爽快感で運...
#軽妙・ユーモア#凸凹コンビ・相棒
戦後昭和国内
猫は知っていた
仁木悦子
仁木悦子の長編(1957年、第3回江戸川乱歩賞受賞)。植物学専攻の大学生・仁木雄太郎と、音楽大学に通う妹・悦子の兄妹が奇妙な連続殺人事件に巻き込まれていく、仁木兄妹シリーズの第1作。明朗で爽やかな筆致を持ち味とする著者のデビュー作で、...
#通勤30分で1話#コージー・ほっこり
戦後昭和国内
暗色コメディ
連城三紀彦
連城三紀彦の処女長編(1979年・幻影城ノベルス)。もう一人の自分を目撃した主婦、“消失狂”の画家、「あんたは一週間前に死んだ」と妻に告げられた葬儀屋、妻が別人にすり替わっていると訴える外科医——四つの「狂気」と見える状況が並走する。...
#物語の前提が崩れる
戦後昭和国内
双頭の悪魔
有栖川有栖
有栖川有栖・学生アリスシリーズ第3作(1992年・東京創元社、1999年創元推理文庫化)。英都大学推理小説研究会のマリアを追って四国山中に向かったメンバーが、大雨で橋を失い川の両側に分断され、双方で殺人事件と向き合う。読者への挑戦状を...
#頭をフル回転させたい#多重解決・解き直し
戦後昭和国内
乱れからくり
泡坂妻夫
泡坂妻夫の長編第2作(1977年刊、第31回日本推理作家協会賞を大岡昇平『事件』と同時受賞)。玩具会社部長・馬割朋浩が降ってきた隕石に当たって命を落とし、その葬儀も終わらぬうちに幼い息子が過って睡眠薬を飲んで死ぬ。続く馬割家の不可解な...
#名探偵に身を任せる
戦後昭和国内
花嫁のさけび
泡坂妻夫
先妻が謎の死を遂げてから、およそ十ヵ月。映画スターの北岡早馬と再婚した女性は、幸せの絶頂で北岡家に迎えられる。ところが家の面々は、亡くなった先妻のことを忘れられずにいた。そんな中で殺人が起こり、さらに新たな死体まで見つかる。奇術師でも...
#心理サスペンス#不穏な余韻
戦後昭和国内
妖女のねむり
泡坂妻夫
廃品回収のアルバイト中に見つかった、樋口一葉の手になる一枚の反故紙。その前後を探して上諏訪へ向かった真一は、謎めいた美しさの麻芸と出会う。目が合った瞬間の既視感に戸惑う彼に、麻芸は、二人は結ばれずに死んだ恋人同士の生まれかわりだと告げ...
#物語の前提が崩れる#怪奇と幻想の香り#心理サスペンス
戦後昭和国内
花嫁は二度眠る
泡坂妻夫
山形県米沢の旧家・蘇芳家で、喜寿を祝われた当主カナが絞殺され、
翌朝さらに鴨居から吊された姿で見つかる。半年後、その現場を目撃した青年の結婚式と
重なるように、挙式を控えた従妹までもが死体で発見される。著者の泡坂妻夫は
紋章上絵師にし...
#物語の前提が崩れる#心理サスペンス
戦後昭和国内
どこまでも殺されて
連城三紀彦
「僕はすでに七度殺された」と綴る正体不明の手記から、物語は始まる。同じころ
高校教師の横田勝彦のもとに、殺されようとしているという訴えが届くが、
その差出人の姿は見えない。著者の連城三紀彦は「戻り川心中」で
日本推理作家協会賞、『恋文...
#物語の前提が崩れる#心理サスペンス
戦後昭和国内
人間動物園
連城三紀彦
大雪で都市機能が麻痺するなか、一億円の賄賂疑惑に揺れる大物政治家の孫娘が誘拐される。
被害者宅にはくまなく盗聴器が仕掛けられ、警察は身動きが取れないまま、
母親だけが追いつめられていく。前日から流されていた動物たちの血が意味するものは...
#物語の前提が崩れる#心理サスペンス#不穏な余韻
戦後昭和国内
流れ星と遊んだころ
連城三紀彦
銀幕の大スター「花ジン」こと花村陣四郎に仕えるマネージャー・北上は、
ある夜、危うい魅力を放つ秋場という男と、その恋人・鈴子に出会う。
三人は大作映画の主役の座をめぐって画策を始め、虚々実々の駆け引きと
二重三重の嘘が芸能界を舞台に絡...
#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい#心理サスペンス
戦後昭和国内
小さな異邦人
連城三紀彦
高校二年生から三歳児まで、八人の子どもがいる家に、子どもの命を預かった、
三千万円を用意しろという電話がかかる。ところが家には子どもが全員そろっていた——
奇想から始まる表題作を含む全八篇。誘拐、交換殺人、タイムリミット・サスペンス、...
#物語の前提が崩れる#通勤30分で1話#心理サスペンス
戦後昭和国内
女王
連城三紀彦
戦後生まれの荻葉史郎の中には、なぜか東京大空襲の記憶がある。彼を診た精神科医・瓜木は、
自分が空襲のさなかにこの男と会っていたことを思い出す。同じころ、史郎の祖父・祇介が
大晦日の電話を受けて旅に出たまま遺体で見つかった。瓜木は史郎と...
#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい#歴史・異国ミステリ
戦後昭和国内
殺しへの招待
天藤真
「わたしは夫であるあなたを殺します」。五人の男のもとに、そう告げる殺人予告状が届く。
本命の標的はそのうちの一人にすぎないが、自分ではないと言い切れる者もいない。
夫たちは戦々兢々としながら額を寄せ、対策に頭をひねる。著者の天藤真は
...
#軽妙・ユーモア
戦後昭和国内
冷えきった街
仁木悦子
一家に降りかかる不可解な出来事の連続を、私立探偵・三影潤が引き受ける。
1971年、講談社が江戸川乱歩賞出身の作家に書き下ろしを頼んだ叢書の一冊として世に出て、
翌年の日本推理作家協会賞では長編部門の候補に残った。三影潤が主役をつとめ...
#地道な捜査を味わう#不穏な余韻
戦後昭和国内
灯らない窓
仁木悦子
秋祭りを待つ平和な家庭が、一夜で殺人事件の渦中に置かれる長篇推理小説である。睡眠薬入りのビールを夫に飲ませ、深夜に外出した母親が通り魔殺人の容疑で逮捕される。苦悩する父親の傍らで、母の無実を信じる幼い兄妹が明晰な推理を働かせる。197...
#コージー・ほっこり#心理サスペンス
N° 490
青じろい季節
仁木悦子
戦後昭和国内
青じろい季節
仁木悦子
小さな翻訳事務所を営む砂村朝人のもとへ、下請けの若い翻訳家・矢竹謙吾から、頼みもしない翻訳原稿の入った速達が届く。その日の午後、謙吾の母親が息子の失踪を相談に訪れ、朝人は行方を探し始める。1975年刊行、第29回日本推理作家協会賞長編...
#文芸の香り#心理サスペンス
戦後昭和国内
戯作・誕生殺人事件
辻真先
1972年の『仮題・中学殺人事件』から続く〈ポテトとスーパー〉の最終巻である。北関東へ移住した牧薩次とキリコは、出産を間近に控えた秋祭りの日、一編のミステリ原稿を受け取る。台風と薩次の不在が重なる夜、キリコは大きなお腹を抱えて事件に向...
#作中作・メタ構造
戦後昭和国内
馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ
辻真先
昭和36年、テレビドラマが生放送されていた時代を舞台にした長編である。駆け出しのミステリ作家・風早勝利は、プロデューサーとなった大杉日出夫の計らいで、ドラマ脚本を手がけることになる。ようやく迎えた本番、生放送中のスタジオで主演女優が殺...
#歴史・異国ミステリ#文芸の香り
戦後昭和国内
ひまつぶしの殺人
赤川次郎
一見平凡な早川家は、母が泥棒、兄が殺し屋、妹が詐欺師、弟が警察官という秘密だらけの一家である。全員の秘密を知る弁護士の次男・圭介は、家族が起こす犯罪を止める役回りを背負う。謎の石油王が世界有数のダイヤを携えて帰国すると、それぞれの思惑...
#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい#軽妙・ユーモア
戦後昭和国内
亜愛一郎の狼狽
泡坂妻夫
雲や虫や化石を撮る学術系カメラマン・亜愛一郎を探偵役に据えた連作短編集。
背は高く顔立ちは端麗、それでいて挙動は常におどおどしている男が、
現場に居合わせるたび、観察と推察だけで事件を解きほぐしてみせる。
雑誌『幻影城』に1976年か...
#通勤30分で1話#頭をフル回転させたい#クセの強い天才探偵
戦後昭和国内
湖底のまつり
泡坂妻夫
傷ついた心を癒す旅に出た香島紀子は、山間の村で増水した川に流され、
ロープを投げてくれた埴田晃二に救われる。その夜ふたりは結ばれるが、
翌朝、晃二の姿は消えていた。村祭で賑わう神社で紀子が聞かされたのは、
晃二がひと月前に殺されたとい...
#物語の前提が崩れる#心理サスペンス#不穏な余韻
戦後昭和国内
生者と死者
泡坂妻夫
謎の超能力者と怪しい奇術師が交錯するなか、ヨギ...
#作中作・メタ構造#物語の前提が崩れる
戦後昭和国内
妖盗S79号
泡坂妻夫
予告どおりに名品を奪う怪盗S79号と、警戒をかいくぐられる刑事たちを描く連作推理である。12編を通じ、盗みのたびに異なる謎と軽妙な追走劇が展開する。紋章上絵師と奇術家の顔も持った泡坂妻夫らしく、精密な発想とユーモアが同じ歩調で進む。1...
#軽妙・ユーモア
戦後昭和国内
煙の殺意
泡坂妻夫
殺人現場へ赴く風変わりな捜査官たちを描く表題作をはじめ、趣向の異なる8編を収めた短編集である。往復書簡で綴られる地中海の物語もあり、入口の形はさまざま。奇術家としても活動した泡坂妻夫の発想力が、短い篇幅に凝縮されている。1980年の講...
#通勤30分で1話#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
夜よ鼠たちのために
連城三紀彦
脅迫電話で呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられた姿で遺体となって発見される表題作を含む短編集である。宝島社文庫版は、新潮文庫版と『密やかな喪服』を底本にしたハルキ文庫版を再編集し、9編を収録。謎の論理と人物の情念を同じ一編に織...
#通勤30分で1話#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい
戦後昭和国内
変調二人羽織
連城三紀彦
東京の夜空を一羽の鶴が飛んだ夜、落語家の伊呂八亭破鶴が殺されるという、鮮やかな情景から始まる表題作を収めた短編集である。落語という親しみのある芸と、不穏な事件の取り合わせが、日常のすぐそばにある謎へと読者を招く。連城三紀彦のデビュー作...
#通勤30分で1話#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい
戦後昭和国内
敗北への凱旋
連城三紀彦
終戦から間もないクリスマスイブ、横浜の中華街で片腕の男が他殺体となって見つかる。かつてピアニストとして将来を期待され、戦争によって音楽の道を断たれた男の過去へ、遺された旋律を手がかりに分け入っていく長編である。1983年に刊行された連...
#見立て・暗号#歴史・異国ミステリ
戦後昭和国内
遠きに目ありて
天藤真
成城署の刑事が、ふとしたきっかけで脳性麻痺の少年と知り合う。警部が難航する捜査の話を聞かせると、少年は現場へ赴かずに真相を言い当てる。5編を収めた安楽椅子探偵の連作で、1992年には天藤真推理小説全集の第1巻として創元推理文庫に収録さ...
#通勤30分で1話#頭をフル回転させたい#安楽椅子探偵
戦後昭和国内
陽気な容疑者たち
天藤真
伯父の経理事務所に勤める主人公は、会社解散を決めた鉄工所経営者と従業員の対立へ巻き込まれる。やがて経営者が蔵の中で急死し、密室の謎が立ち上がる。第8回江戸川乱歩賞の最終候補となり、1963年に刊行された天藤真の長編デビュー作である。現...
#不可能犯罪・密室#軽妙・ユーモア
戦後昭和国内
林の中の家
仁木悦子
音大生の悦子と植物学を学ぶ兄の雄太郎は、探偵好きの兄妹である。欧州旅行中の夫妻から留守を頼まれた邸に怪電話がかかり、女性の悲鳴と「林の中の」という言葉だけを残して切れる。兄妹が言葉を頼りに探し当てた家では、女性の遺体が待っていた。19...
#凸凹コンビ・相棒#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
黒いリボン
仁木悦子
音大2年の仁木悦子は、リサイタルの切符を売る途中で旧知の絵美子と再会する。誘われて田園調布の国近家を訪れたその日、息子にだけ冷淡な夫のもとで、絵美子の幼い息子が何者かに連れ去られる。日常的な訪問が一転して誘拐事件の渦中へ入る導入が鮮や...
#凸凹コンビ・相棒#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
粘土の犬
仁木悦子
表題作「粘土の犬」のほか、「かあちゃんは犯人じゃない」「灰色の手袋」「黄色い花」など9編を収める。1958年の同名短編集を起点とし、2017年に増補新編集された初期短編集である。誰が犯人かと並んで、人が犯人になる背景に目を向ける。長編...
#通勤30分で1話#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
匣の中の失楽
竹本健治
推理小説マニアの大学生・曳間が、密室で殺害される。しかも、仲間が書いている小説の予言どおりに。竹本健治が在学中の1977年から『幻影城』に連載し、翌1978年に単行本にした長編デビュー作である。『東西ミステリーベスト100』2012年...
#作中作・メタ構造#多重解決・解き直し#週末をまるごと溶かす
戦後昭和国内
涙香迷宮
竹本健治
明治の黒岩涙香が残した暗号に、天才囲碁棋士・牧場智久が挑む。挑戦状となるのは、いろは48文字を一度ずつ用いた歌48首である。2016年3月刊。第17回本格ミステリ大賞小説部門を受け、『このミステリーがすごい!』2017年版では国内1位...
#見立て・暗号#専門知識で解く#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
ウロボロスの偽書
竹本健治
作家・竹本健治が連載を始めた本格推理に、埼玉で起きた女性連続殺人事件の犯人を名乗る男の手記が、いつのまにか紛れ込んでいる。綾辻行人、島田荘司、新保博久ら同時代の作家・評論家が実名で登場するのも本作の特徴である。1991年8月刊。『ウロ...
#作中作・メタ構造#物語の前提が崩れる#週末をまるごと溶かす
戦後昭和国内
トランプ殺人事件
竹本健治
洋館でコントラクト・ブリッジが進む最中、女性が鍵のかかった部屋から姿を消し、別の場所で遺体となって見つかる。囲碁棋士・牧場智久らは、館に残された暗号へ挑む。『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』に続く「ゲーム三部作」の完結編で、初版は198...
#不可能犯罪・密室#軽妙・ユーモア#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
たかが殺人じゃないか
辻真先
1949年、旧制中学から名古屋市内の新制高校3年生になった風早勝利は、1年だけの男女共学を経験する。夏休み、湯谷温泉での密室殺人と、嵐の夜の廃墟で起きた首切り殺人に巻き込まれる。戦後の混乱と青春の日々を、著者自身の経験を背景に描いた『...
#コージー・ほっこり#歴史・異国ミステリ
戦後昭和国内
仮題・中学殺人事件
辻真先
漫画原作者が殺され、二人の少女漫画家に疑いが向けられる事件に、中学生の可能キリコと牧薩次が関わっていく。アニメや特撮の脚本も手がける辻真先が、1972年に送り出したミステリデビュー長編である。少女漫画という身近な文化から事件へ進む入口...
#作中作・メタ構造#コージー・ほっこり#シリーズの幕開け
戦後昭和国内
盗作・高校殺人事件
辻真先
新宿駅の爆発事件に巻き込まれた牧薩次は、入院先で同室の若者と親しくなり、退院後にキリコと鬼鍬温泉へ出かける。そこで待っているのは、温泉宿を舞台とする殺人事件である。『仮題・中学殺人事件』に続き辻真先が1976年に刊行したシリーズ第2作...
#作中作・メタ構造#コージー・ほっこり
戦後昭和国内
アリスの国の殺人
辻真先
コミック誌の創刊準備に追われる綿畑克二は、スナック「蟻巣」で眠り、夢の中でアリスに出会う。ところが夢ではチェシャ猫殺害の疑いを受け、目覚めた現実でも編集長の殺人事件に巻き込まれることになる。夢なら安心できるという気持ちを許してくれない...
#特殊設定ミステリ#軽妙・ユーモア#見立て・暗号
戦後昭和国内
完全恋愛
辻真先
第二次大戦末期、東京から福島の温泉地へ来た少年・本庄究は、小仏朋音に恋をする。やがて終戦を迎えた土地で駐留軍のアメリカ兵が殺され、少年の暮らす世界へ事件が入り込む。恋を抱えた人の長い人生を見つめる物語であり、時代とともに歩む読み応えを...
#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい#心理サスペンス
戦後昭和国内
深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説
辻真先
昭和12年5月、銀座で似顔絵を描く少年・那珂一兵は、帝国新報の記者に請われて名古屋汎太平洋平和博覧会の取材へ同行する。華やぐ会場のさなか、名古屋と東京にまたがる不可解な事件が起こる。那珂一兵を探偵役とする〈昭和ミステリ〉シリーズの第1...
#歴史・異国ミステリ#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
三毛猫ホームズの推理
赤川次郎
血も酒も女性も苦手な独身刑事・片山と、時々物思いにふける三毛猫ホームズのまわりで事件が起きる。猫は語らず、ただ猫としてふるまい、その仕草を読み解く役目が片山に回ってくる。1978年に光文社カッパ・ノベルスから出て、社会派全盛の叢書にお...
#軽妙・ユーモア#名探偵に身を任せる#シリーズの幕開け
戦後昭和国内
マリオネットの罠
赤川次郎
1977年に文藝春秋から刊行された赤川次郎の長編。フランス留学から帰国した上田修一は、住み込み3カ月で報酬100万円という条件でフランス語の家庭教師に招かれ、洋館の地下で幽閉された3女・雅子と出会う。
少女を助け出そうとした修一の行動...
#館・クローズドサークル#物語の前提が崩れる#心理サスペンス
戦後昭和国内
幽霊列車
赤川次郎
1978年に文藝春秋から単行本が出た赤川次郎の短編集。山あいの温泉町へ向かう列車から8人の乗客が消える表題作は、1976年の第15回オール讀物推理小説新人賞受賞作であり、著者のデビュー作でもある。
警視庁捜査一課の中年警部・宇野喬一と...
#通勤30分で1話#軽妙・ユーモア#シリーズの幕開け
戦後昭和国内
亜愛一郎の転倒
泡坂妻夫
雲や虫や化石を撮る学術系カメラマン・亜愛一郎が、出向いた先々で出会う小さな不合理から思いもよらない結論を引き出す連作短編集。全24編・3冊からなるシリーズの第2集で、8編を収める。
指が六本ある少女を描いた写実画、一夜にして消えた合掌...
#通勤30分で1話#クセの強い天才探偵#軽妙・ユーモア
戦後昭和国内
亜愛一郎の逃亡
泡坂妻夫
学術系カメラマン・亜愛一郎を探偵役とする連作短編集の第3集にして完結編。全24編のうち最後の8編を収め、3冊のなかで唯一、探偵の名を冠した表題作を持つ。
閉ざされた丸いカプセルの中から現れる死体、北海道の湖に出たという双頭の蛸の取材先...
#通勤30分で1話#クセの強い天才探偵#軽妙・ユーモア
戦後昭和国内
しあわせの書
泡坂妻夫
ドイツ人とミクロネシア人と大阪人の血をひく謎の男、ヨギ...
#軽妙・ユーモア
戦後昭和国内
奇術探偵 曾我佳城全集
泡坂妻夫
若くして引退した美貌の奇術師・曾我佳城を探偵役に据えた連作短編の全集。1980年の「天井のとらんぷ」から2000年の「魔術城落成」まで、20年かけて書き継がれた全22編を発表順に収める。奇術の世界でも賞を受けた泡坂妻夫が、種明かしの呼...
#不可能犯罪・密室#専門知識で解く#通勤30分で1話
戦後昭和国内
白光
連城三紀彦
夫と娘のいる平凡な家庭で、ある夏の日、まだ幼い姪が自宅で殺害され庭に埋められる。そこから家族の内側が次々とめくれ、殺害の動機は全員が持っていたことが明らかになっていく長編推理小説である。容疑の輪が最初から身内だけで閉じているため、読者...
#物語の前提が崩れる#心理サスペンス#頭をフル回転させたい
戦後昭和国内
造花の蜜
連城三紀彦
歯科医の夫と離婚して実家に戻った小川香奈子は、幼い息子の圭太を連れて出かけたスーパーで、
偶然再会した知人との話に気をとられ、息子の姿を見失う。圭太は無事に見つかるが、
のちに本人の口から、本当に誘拐されかけていたこと、しかも相手が「...
#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい#心理サスペンス
戦後昭和国内
私という名の変奏曲
連城三紀彦
世界的ファッションモデルの美織レイ子が、自らを憎む七人の男女を一人ずつ自室へ招く。目的は、殺されることだった。やがて死体が見つかると、七人はそれぞれ「自分が犯人だ」と思い込み、事態は奇妙な形にねじれていく。《小説推理》1984年2月〜...
#多重解決・解き直し#心理サスペンス#物語の前提が崩れる
戦後昭和国内
赤い猫
仁木悦子
日本推理作家協会賞を受けた表題作を含む、仁木悦子の短篇を日下三蔵が選んだ一冊。車椅子の老婦人が18年前の惨劇の真相へ踏み込む「赤い猫」をはじめ、人が死ぬ話でも書き口が陰にこもらず、謎解きの手応えを残す作品が並ぶ。4歳で両足の自由を失い...
#通勤30分で1話#心理サスペンス#コージー・ほっこり
戦後昭和国内
囲碁殺人事件
竹本健治
棋戦の対局二日目、〈碁の鬼〉と呼ばれる九段が盤の前に現れず、近くの滝の岩棚で変わり果てた姿で見つかる。死の2週間前に目撃された奇妙な詰碁は、殺人の予告だったのか。知能指数208の天才少年・牧場智久と大脳生理学者・須堂信一郎が組む〈ゲー...
#頭をフル回転させたい#専門知識で解く#シリーズの幕開け
戦後昭和国内
将棋殺人事件
竹本健治
駿河湾沖を震源とする大地震のあと、土砂崩れの中からふたつの屍体が発見される。その状況は、六本木界隈に広まっていた「恐怖の問題」という奇怪な噂をなぞるかのようだった。噂の原型と発生源をたどりはじめた天才少年・牧場智久が挑む、〈ゲーム三部...
#頭をフル回転させたい#専門知識で解く