by lineage
黄金期国内
横溝・乱歩ら、戦前〜戦後初期の本格国内作品。
27 BOOKS
黄金期国内
獄門島
横溝正史
横溝正史の金田一耕助シリーズ長編(『宝石』1947年1月号〜1948年10月号連載)。復員船の中で死んだ戦友・鬼頭千万太の遺言を届けるため、金田一耕助は瀬戸内海の孤島・獄門島を訪れる。網元・鬼頭家の三人の妹たちをめぐって不穏な事件が連...
#名探偵に身を任せる#館・クローズドサークル
黄金期国内
犬神家の一族
横溝正史
横溝正史の金田一耕助シリーズ長編(『キング』1950年1月号〜1951年5月号連載)。信州の那須湖畔に居を構えた犬神財閥の当主・犬神佐兵衛が遺した遺言状の公開をきっかけに、複雑な血縁を抱えた一族の中で事件が連鎖する。1976年公開の市...
#名探偵に身を任せる#館・クローズドサークル
黄金期国内
黒死館殺人事件
小栗虫太郎
小栗虫太郎の長編(雑誌『新青年』1934年連載、1935年単行本)。ケルト・ルネサンス様式の城館「黒死館」で連続殺人が起きる。博覧強記の探偵・法水麟太郎が神学・呪術・占星術・数学・化学・文学など膨大な衒学知識を推理の論拠に動員して謎を...
#館・クローズドサークル#クセの強い天才探偵
黄金期国内
江戸川乱歩傑作選
江戸川乱歩
江戸川乱歩の大正末〜昭和初期作品9篇を収めた短編集(新潮文庫、1960年初版以来の長期ロングセラー)。収録は「二銭銅貨」(1923年・乱歩デビュー作)/「二癈人」/「D坂の殺人事件」(明智小五郎初登場)/「心理試験」/「赤い部屋」/「...
#通勤30分で1話
黄金期国内
虚無への供物
中井英夫
中井英夫の長編(1964年刊、第8回江戸川乱歩賞次席)。昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った兄弟のいる氷沼家に、さらなる不幸が続く。密室状態の風呂場での死、ガスによる死——殺人か事故か。駆け出し歌手・奈々村久生らの推理合戦が始まる...
#多重解決・解き直し#週末をまるごと溶かす
黄金期国内
八つ墓村
横溝正史
横溝正史の金田一耕助シリーズ長編(『新青年』1949年3月〜1950年3月連載、『宝石』1950年11月〜1951年1月で続編連載完結)。岡山県北部に実在した津山事件(1938年)を下敷きに、戦国落武者八人の祟りが語り継がれる因習の村...
#名探偵に身を任せる#館・クローズドサークル
黄金期国内
悪魔の手毬唄
横溝正史
横溝正史の金田一耕助シリーズ長編(初出1957〜1959年、『宝石』連載)。岡山・兵庫県境の山村・鬼首村に伝わる手毬唄の歌詞どおりに、死体が異様な構図をとらされた殺人が起こり、真相を探るうちに20年前に迷宮入りになった事件が浮かび上が...
#名探偵に身を任せる
黄金期国内
死の快走船
大阪圭吉
大阪圭吉(1912〜1945)の短編15篇を収めた創元推理文庫版選集。愛知県生まれ、1932年に『新青年』に「デパートの絞刑吏」を発表してデビューし、〈新青年〉〈ぷろふいる〉を中心に本格短編を旺盛に書いたが、1943年に応召、1945...
#通勤30分で1話
黄金期国内
女王蜂
横溝正史
横溝正史の金田一耕助シリーズ長編(雑誌『キング』1951年6月〜1952年5月連載)。伊豆の孤島・月琴島で育てられた大道寺智子が東京の義父のもとへ移る直前、不気味な脅迫状が舞い込みます。護衛を依頼された金田一耕助が、その目の前で起きる...
#名探偵に身を任せる
黄金期国内
病院坂の首縊りの家
横溝正史
昭和二十八年、東京・高輪。写真館の長男が結婚記念写真の撮影に呼ばれた先は、かつて女が首を縊ったといういわくつきの家だった。そこで見つかったのは、ぶら下がった男の生首。事件は迷宮入りし、二十年後にふたたび動き出す。上下巻にわたる二部構成...
#名探偵に身を任せる#不穏な余韻
黄金期国内
悪霊島
横溝正史
昭和四十二年、アメリカ帰りの億万長者から人捜しを依頼された金田一耕助は、岡山で磯川警部と再会する。ところが捜していた男は、謎の言葉を残してすでに不可解な死を遂げていた。依頼人は出身地の刑部島に大規模なレジャー施設を建てようとして、島の...
#名探偵に身を任せる#怪奇と幻想の香り#村社会・閉鎖共同体
黄金期国内
本陣殺人事件
横溝正史
江戸時代に宿場の本陣を務めた旧家・一柳家の婚礼の夜、深夜に悲鳴と琴の音が響き、
新床で新郎新婦が血にまみれて見つかる。密室トリックに
挑んだ長編である。雑誌『宝石』での
1946年の連載を経て、1948年に第1回探偵作家クラブ賞の長編...
#不可能犯罪・密室#見立て・暗号#シリーズの幕開け
黄金期国内
蝶々殺人事件
横溝正史
『蝶々夫人』の大阪公演を控えた原さくら歌劇団で、主宰者の原さくらが姿を消し、
数日後、コントラバスの中からバラと砂とともに遺体で見つかる。探偵役は、
警視庁の捜査課長の座を失って私立探偵となった由利麟太郎。相棒の新聞記者・
三津木俊助...
#見立て・暗号#頭をフル回転させたい#文芸の香り
黄金期国内
夜歩く
横溝正史
古神家の令嬢・八千代のもとに、「我、近く汝のもとに赴きて結婚せん」という
奇妙な手紙と一葉の写真が舞い込み、それが陰惨な殺人事件の発端となる。
『本陣殺人事件』『獄門島』に続く金田一耕助シリーズの長編第3作であり、
端正な前二作とは対...
#見立て・暗号#怪奇と幻想の香り#名探偵に身を任せる
黄金期国内
孤島の鬼
江戸川乱歩
幼い頃に親に捨てられ、古い系図だけが身元の手がかりという女性と恋に落ちた青年・蓑浦。
その相手が密室殺人で命を落とし、蓑浦は残された系図を手に真相を追い始める。
1929年から雑誌『朝日』に連載された、乱歩にとって最初のまとまった長編...
#怪奇と幻想の香り#ページをめくる手が止まらない#名探偵に身を任せる
黄金期国内
陰獣
江戸川乱歩
大富豪と結婚して幸せに暮らす女のもとへ、昔捨てた男から執念の脅迫状が届く。
差出人の男は謎めいた探偵作家で、女の夫が変死体で見つかると、脅迫状はぴたりとやむ。
長編『一寸法師』のあと筆を折って放浪していた乱歩が、14か月の沈黙を破って...
#心理サスペンス#物語の前提が崩れる#とにかく騙されたい
黄金期国内
蜘蛛男
江戸川乱歩
好みの女性を狙う殺人鬼〈蜘蛛男〉に犯罪学者・畔柳博士が挑み、被害が続くなか名探偵・明智小五郎も事件へ加わる。1929年に『講談倶楽部』で連載が始まった、乱歩の大衆向け長編期を示す一作である。怪奇趣味と追跡の速度を前面に出し、探偵と犯罪...
#怪奇と幻想の香り#名探偵に身を任せる#ページをめくる手が止まらない
黄金期国内
完全犯罪
小栗虫太郎
「完全犯罪」は小栗虫太郎が1933年の『新青年』に発表し、本格的な作家デビューを飾った一篇である。甲賀三郎の推薦を得て編集部へ持ち込まれ、病気で書けなくなった横溝正史の代役として誌面に載った。法水麟太郎の登場以前から、衒学と幻想がせめ...
#不可能犯罪・密室#専門知識で解く#クセの強い天才探偵
黄金期国内
とむらい機関車
大阪圭吉
戦前の探偵小説誌〈新青年〉〈ぷろふいる〉で書き続け、33歳で戦地に没した
大阪圭吉の作品集。1934年発表の表題作を巻頭に置き、
元映画監督の名探偵・青山喬介が登場する作品の全篇、金鉱に取り憑かれた男を追う
「雪解」、海底炭坑を舞台に...
#頭をフル回転させたい#通勤30分で1話
黄金期国内
銀座幽霊
大阪圭吉
探偵小説誌〈新青年〉から6箇月連続の短篇執筆を任された時期の仕事を軸に据えた、
大阪圭吉の短篇集。精神病院に起きた事件を扱う「三狂人」を皮切りに、
捕鯨船の砲手が生還した一夜を発端とする「動かぬ鯨群」、雪の聖夜を描く
「寒の夜晴れ」、...
#通勤30分で1話#頭をフル回転させたい
黄金期国内
不連続殺人事件
坂口安吾
『堕落論』の坂口安吾が初めて書いた本格探偵小説の長篇。
山奥の洋館に人々が集まり、そこで殺人が起きる。物証よりも人間の心理に残る
「心理の足跡」を読み取る巨勢博士が事件に向き合う。連載中には作者みずから
読者への挑戦と懸賞を出し、江戸...
#多重解決・解き直し#頭をフル回転させたい
黄金期国内
復員殺人事件
坂口安吾
昭和22年、倉田家に異様な復員兵が帰還する。その翌晩に起きた殺人と、5年前の
轢死事件との関わりを、『不連続殺人事件』の巨勢博士が追う。坂口安吾の探偵小説
第2作にあたるが、雑誌『座談』の廃刊で第19章までしか書かれず、作者の死によっ...
#作中作・メタ構造
黄金期国内
明治開化 安吾捕物帖
坂口安吾
明治を舞台に、紳士探偵・結城新十郎と隠居の身の勝海舟が事件に向き合う連作。
『小説新潮』に1950年から1952年まで全20話が連載された。各話は事件の説明に紙数の
大半を割き、推理のタネは第二段にそろえてある、海舟は毎々7分通り失敗...
#多重解決・解き直し#通勤30分で1話#歴史・異国ミステリ
黄金期国内
悪魔が来りて笛を吹く
横溝正史
1951年から1953年にかけて『宝石』に連載された、横溝正史の金田一耕助もの長編。毒殺事件の容疑者となった椿元子爵が失踪して以来、椿家では次々と惨劇が起こり、その背景に物悲しいフルートの音色が流れる。
戦後の東京を舞台に旧華族の没落...
#見立て・暗号#怪奇と幻想の香り#名探偵に身を任せる
黄金期国内
三つ首塔
横溝正史
横溝正史が1955年に『小説倶楽部』へ一年がかりで連載した、金田一耕助シリーズの長編。
百億円に近い遺産を受け継ぐ条件として見知らぬ男との結婚を告げられた宮本音禰が、
華やかな還暦祝いの席で起きた三重殺人へ巻き込まれていく。語りはヒロ...
#心理サスペンス#ページをめくる手が止まらない
黄金期国内
迷路荘の惨劇
横溝正史
明治の権臣・古館種人伯爵が富士山の裾野に建てた別荘・名琅荘は、入り組んだ造りから陰口で「迷路荘」と呼ばれていた。その屋敷で伯爵の孫が何者かに殺され、金田一耕助が調べを始める。その背後には二十年前の因縁が横たわっている。
原型は『オール...
#館・クローズドサークル#不可能犯罪・密室#怪奇と幻想の香り
黄金期国内
化人幻戯
江戸川乱歩
実業家・大河原義明の秘書となった青年・庄司武彦は、当主の美しい妻・由美子に心を寄せている。熱海の別荘に逗留していたある日、双眼鏡を覗いていた大河原夫妻が、断崖から人の落ちるのを目にする。落ちたのは、大河原家に出入りする二人の青年のうち...
#頭をフル回転させたい#名探偵に身を任せる