現代国内 2025
虚構推理 忍法虚構推理
『虚構推理 忍法虚構推理』城平京

書評

虚構推理 忍法虚構推理

九郎がモデルのネット小説は誰が書いたのか。琴子と九郎の道行きに答えが出るシリーズの転機。

虚構推理 忍法虚構推理 表紙画像
城平京 講談社(講談社タイガ)2025年

ネットに投稿された小説『真九郎忍法料理帖』を見つけた岩永琴子は、書き手は六花ではないかと疑います。どう読んでも九郎がモデルにされているからです。

ところが当の六花には覚えがない。いったい誰が、何のためにこの小説を書いているのか。

いまも更新が続く物語そのものを手がかりにして、虚構と推理が鎖のようにつながっていきます。不死の九郎と、知恵の神である琴子。

二人がこれから歩む道にひとつの答えが示され、シリーズは大きな転機を迎えます。2025年10月15日に講談社タイガから出たシリーズ7作目で、漫画版『虚構推理』の原作にあたる物語を小説で先に書いた一冊です。

城平京について

城平京は1974年、奈良県生まれの作家・漫画原作者です。筆名は古都・平城京のもじりで、大阪市立大学を卒業しています。

1997年、公募アンソロジー『本格推理』に短編「飢えた天使」が載り、翌1998年、第8回鮎川哲也賞の最終候補作『名探偵に薔薇を』が創元推理文庫から刊行されてデビューしました。

その後は漫画原作でも大きな仕事を重ね、『月刊少年ガンガン』に連載された『スパイラル 〜推理の絆〜』はヒットシリーズになりました。ほかに『絶園のテンペスト』の原作も手がけています。

小説では2012年、『虚構推理 鋼人七瀬』で第12回本格ミステリ大賞の小説部門を受け、同作に始まる虚構推理シリーズを書き継いでいます。

書誌情報

出版社
講談社 / 講談社タイガ
刊行年
2025
ISBN-13
9784065412626
系譜
現代国内 / 特殊設定本格 · 名探偵もの

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リットン

都内金融機関で経営企画とデータアナリストをしているアラサー。
文系の非エンジニアですが、独学で始めた Python と生成AIにすっかりはまりました。
プログラミング・サッカー・ミステリ紹介など、好きなことを好きに書いています。

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